久 隆信 Takanobu Hisa
1969年東京生。1992年3月 東京音楽大学作曲科、首席卒業。西村朗氏に師事。2002年、第11回国際ピアノデュオ・コンクール本選でピアノ連弾曲「Blue Eyes」が入選。2004年に室内楽作品による自作の「個展」を台東ミレニアム・ホールにて開催。同演奏会において発表されたギター作品「無言歌・天女」は現在、海外のギタリスト等からも注目されている他、同年にリリースしたヒーリング系クラシックCD『PAISAGE ROMANTIQUE』も高い評価を得ている。2006年にルーテル市ヶ谷センターにて開催された「個展II~愛、心の琴線~」で演奏されたピアノ五重奏曲『ゲルニカ』では作曲家として一層の円熟を印象づけた。同時期にアーバンポップスユニット「Gift.」の活動を通じ、様々なジャンルのミュージシャンとの交流をもつ。現在、ピアノ演奏(クラシック、ポピュラー、ジャズ等)や作曲・編曲・楽曲分析(アナリーゼ)の講師として後進の指導にあたる傍ら、オリジナル楽曲の提供、ジャズ・ピアニストとしてのセッション、レコーディングなど、多方面にわたる音楽活動を展開している。とりわけピアノ・アレンジの分野において、ジャズやボサノヴァ、ラテン音楽などジャンルを越えた要素を楽曲に取り込みながら、様々なレヴェルの演奏者にも対応させる優れたアレンジ・テクニックは多くの支持を集めており、「みんなのうた」(NHK出版)や、「ジャズアレンジクラシック20選」、「大人のピアノ・ソロ1曲マスター」シリーズ(シンコーミュージック・エンタテイメント)など、様々なジャンルのアレンジ曲集を手がけている。他にも「音楽・楽典ドリル」、「ピアノ・アレンジ完全マニュアル」(同前)など著書多数。